【ピッチとストライド】速く走るために必要な2つの基本要素

トレーニング理論
  • 足がはやくなりたいけど、どうすれば速くなるのかわからない!
  • 「ピッチ」や「ストライド」はよく聞くけど、何のこと?

陸上競技をやっていない人でも疑問に思う方は多いでしょう。

そこで今回は、そもそも走るってどういう動作なのか、「ピッチ」と「ストライド」とはなんなのかを解説したいと思います!

走りの動作について詳しく知りたい方や、すでに知っている方もぜひ最後までご覧ください!

走りを構成する2つの要素とは?

「走る」とは、足をすばやく動かして前に移動することを言います。
(Weblio辞書より)

陸上競技においては、足が地面から完全に離れた状態がある動作を指します。

この走る動作において基本となる要素が「ピッチ」と「ストライド」の2つの要素です。

これらの要素について詳しく見ていきましょう!

「ピッチ」と「ストライド」とはなにか?

ピッチ」とは、足の回転数のことを指します。
多くの場合には1秒間に何歩移動できたかについて議論します。

ストライド」は歩幅のことを指し、足が地面から離れた位置から、次に地面につくまで移動した距離のことを指します。

走る速さというのは「ピッチ」と「ストライド」のかけ算で表すことができます。

つまり速く走るためには、ピッチを上げてストライドを広くすればいいのです!

ピッチとストライドは切っても切れない関係

実際に高いピッチとストライドを同時に発揮するのは簡単ではありません。

ピッチを上げようと思えば誰にでもできます。

細かい足踏みのような動作を繰り返せばよいのです。

しかし、これではストライドが小さくなるため、速く走ることができません。

同じように、ストライドを広げようと思うと、遠くにジャンプするような動作となるため、ピッチが遅くなり、速く走ることはできないはずです。

このようにピッチとストライドは、一方を意識を高めるともう片方が低くなる傾向にあります

速く走るためには、同じストライドでピッチを速くするか、同じピッチでストライドを広げる訓練をする必要があります

ピッチとストライドには個人差がある

同じタイムで走る人でも、ピッチとストライドが全く同じと言うことはありません。

同じ速度であってもピッチが速いタイプの人もいれば、ストライドが広いタイプの人もいます。

特にストライドは、身長にも大きく関わっています。

ウサイン・ボルト選手は、身長195cmで100mでの最大ストライドは約2m80cmであると言われています。

桐生祥秀選手は、身長175cmで100mでの最大ストライドは約2m40cmであると言われています。

このように、ピッチとストライドには個人差があるため、自分に合ったバランスを見つけることが重要となります。

サク
サク

ちなみに私自身は身長160cmで最大ストライドは2m10cm程度とピッチに大きく偏っています(笑)

「ピッチだけ上げればいい!」とか「ストライドだけ鍛えれば速くなる!」などといった偏った考えを持たないようにしましょう!

まとめ

本記事では、走りを構成する「ピッチ」と「ストライド」について解説しました。

「ピッチ」と「ストライド」は数値化できる客観的な指標となるので、練習のフィードバックとしても最適です!

調子の良し悪しを自分の感覚やタイムだけでなく、ピッチやストライドを気にしてみるのもいいかもしれません。

まとめ
  • 走る速度=ピッチ×ストライド
  • ピッチとストライドはバランス良く伸ばそう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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